48AM037|第48回 視能訓練士国家試験 過去問
アトロピン硫酸塩点眼薬について誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
アトロピン硫酸塩点眼薬の性質を問う問題です。
解説
アトロピンは副交感神経(ムスカリン受容体)を遮断する抗コリン薬で、瞳孔括約筋と毛様体筋を麻痺させて散瞳と調節麻痺をもたらします。交感神経を遮断するのではありません。
劇薬指定であり、全身吸収により顔面紅潮・発熱・口渇・頻脈・幻覚などの副作用をきたします。屈折検査だけでなく、ぶどう膜炎の虹彩後癒着の予防や弱視のペナリゼーションといった治療にも用いられます。
選択肢の確認
1.劇薬である。
誤り。アトロピン硫酸塩点眼薬は劇薬である。
2.全身吸収される。
誤り。全身吸収され副作用をきたす。
3.調節が麻痺する。
誤り。毛様体筋を麻痺させ調節が麻痺する。
4.治療にも使用する。
誤り。ぶどう膜炎の治療や弱視のペナリゼーションにも用いる。
5.交感神経を遮断する。
正しい。遮断するのは副交感神経であり、交感神経ではない。
覚えるポイント
- アトロピン=抗コリン薬(副交感神経遮断)。散瞳+調節麻痺。
- 作用は7〜10日持続する。小児では中枢症状に注意。
- 点眼後の涙嚢部圧迫で全身移行を減らす。