55AM060第55回 視能訓練士国家試験 過去問

片眼弱視に対する視能矯正で正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

片眼弱視に対する遮閉法の管理を問う問題です。

解説

視力が改善した後は、遮閉時間を漸減して終了へ向かいます。急に中止すると視力が後戻りするため、段階的に減らしながら再発の有無を確認するのが原則です。

遮閉時間は弱視の程度と年齢で決め、遮閉膜(Bangerterフィルタ)は形態覚遮断弱視のような重度例には効果が弱く、弱視眼の視力は両眼開放下のほうが低いことがあり、アトロピンによるペナリゼーションは近見での効果です。

選択肢の確認

1.遮閉時間は弱視の程度によらない。
誤り。遮閉時間は弱視の程度と年齢に応じて決める。

2.視力の改善後は遮閉時間を漸減する。
正しい。視力の改善後は遮閉時間を漸減する。

3.遮閉膜は形態覚遮断弱視に有効である。
誤り。遮閉膜は効果が弱く重度の形態覚遮断弱視には向かない。

4.両眼開放下の弱視眼の視力は片眼遮閉下より良い。
誤り。両眼開放下の弱視眼の視力は片眼遮閉下より低いことがある(crowding・抑制)。

5.アトロピン硫酸塩点眼では遠見でのペナリゼーションの効果がある。
誤り。アトロピンによるペナリゼーションは主として近見での効果である。

覚えるポイント

  • 遮閉は漸減して終了する。急な中止は視力の後戻りを招く。
  • 治療終了後も再発するため、視力が安定するまで定期的に経過をみる。
  • 健眼の弱視化(遮閉弱視)に注意し、健眼の視力も確認する。

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