55PM020|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
開散麻痺で正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
開散麻痺の病態と治療を問う問題です。
解説
開散麻痺は、開散という両眼の非共同運動を制御する中枢の障害であり、核上性の病態です。個々の外眼筋には麻痺がなく、ひき運動(単眼の運動)は正常です。
遠見の内斜視に対しては基底外方プリズム眼鏡が有効で、複視を除去できます。外斜視ではなく内斜視、複視は自覚し、ひき運動に障害はありません。
選択肢の確認
1.外斜視となる。
誤り。遠見で内斜視となる。
2.複視は自覚しない。
誤り。同側性複視を自覚する。
3.核上性の病態である。
正しい。開散を制御する中枢の障害であり核上性の病態である。
4.ひき運動で眼球運動障害を認める。
誤り。ひき運動(単眼の運動)に障害は認めない。
5.治療にはプリズム眼鏡が有効である。
正しい。基底外方プリズム眼鏡が治療に有効である。
覚えるポイント
- 開散麻痺=遠見内斜視・近見正位。外転運動そのものは正常。
- 核上性の病態。頭蓋内病変の除外が必要なことがある。
- 治療=基底外方プリズム眼鏡。sagging eye syndromeとの鑑別も要する。