55PM075|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
17 歳の男子。中学校入学時から複視を時々自覚していたが放置していた。最近、常に自覚するようになったため来院した。20 Δの共同性の外斜視があり、プリズム中和を行い複視は消失した。この患者に行うべき手術はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
共同性外斜視に対する術式を問う問題です。
解説
20Δの共同性外斜視に対しては、外転させる力を弱める外直筋後転術(あるいは内直筋短縮術との組合せ)が適切です。この程度の角度なら片眼の外直筋後転、または両眼の外直筋後転で対応できます。
Jensen法は外転神経麻痺、原田-伊藤法は外方回旋、下斜筋後転術は下斜筋過動、下直筋鼻側移動術は回旋の矯正に用いる術式です。
選択肢の確認
1.Jensen 法
誤り。Jensen法は外転神経麻痺に対する筋移動術である。
2.原田-伊藤法
誤り。原田-伊藤法は外方回旋の矯正に用いる。
3.外直筋後転術
正しい。共同性外斜視には外直筋後転術が適切である。
4.下斜筋後転術
誤り。下斜筋後転術は下斜筋過動に対する術式である。
5.下直筋鼻側移動術
誤り。下直筋鼻側移動術は回旋の矯正に用いる。
覚えるポイント
- 外斜視=外直筋後転+内直筋短縮。内斜視=内直筋後転+外直筋短縮。
- 20Δ程度なら片眼手術(後転+短縮)または両眼の外直筋後転で対応する。
- 術前にプリズム順応試験と背理性複視の評価を行う。