50PM073|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
17 歳の男子。野球の練習中ボールが右眼に当たったため受診した。上方注視時に複視と眼痛が増強する。診断の確定に有用なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
眼窩吹き抜け骨折の確定診断に有用な検査を問う問題です。
解説
ボールが眼部に当たった後の上方注視時に増強する複視と眼痛は、眼窩下壁の吹き抜け骨折による下直筋の絞扼を強く疑わせます。確定診断には眼窩CT(冠状断)を用い、骨折線と眼窩内容の副鼻腔への脱出を直接描出します。
OCT・超音波検査は骨の評価に適さず、Hess赤緑試験とTNO stereo testは機能の評価であって確定診断にはなりません。
選択肢の確認
1.OCT
誤り。OCTは網膜の評価であり骨折の診断には用いない。
2.眼窩CT
正しい。眼窩CTで骨折線と眼窩内容の脱出を確認できる。
3.超音波検査
誤り。超音波検査は骨の評価に適さない。
4.Hess 赤緑試験
誤り。Hess赤緑試験は眼球運動の評価であり確定診断にはならない。
5.TNO stereo test
誤り。TNO stereo testは立体視の評価である。
覚えるポイント
- 眼窩吹き抜け骨折=下壁と内側壁に多い。下直筋の絞扼で上転制限。
- 症状=複視・眼球陥凹・眼窩下神経領域の知覚低下。
- 確定診断=眼窩CT(冠状断)。小児のtrapdoor型は緊急手術の適応。