50PM072|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
69 歳の女性。頭痛と嘔吐のため救急科受診後に来院した。右眼の前眼部写真(別冊No. 10)を別に示す。この写真でみられる所見はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・3
正答
2、3
この問題のポイント
頭痛・嘔吐を伴う前眼部所見から急性緑内障発作を判断する図問題です。
解説
高齢女性の頭痛と嘔吐に続く眼所見は、急性原発閉塞隅角緑内障(緑内障発作)を疑わせます。前眼部では、著明な眼圧上昇により角膜内皮のポンプ機能が破綻して角膜浮腫(すりガラス様の混濁)が生じ、虹彩が前方へ押し出されて浅前房となります。
瞳孔は縮瞳ではなく中等度散大して固定し、毛様充血を伴います。前房出血と角膜後面沈着物はみられません。
選択肢の確認
1.縮瞳
誤り。瞳孔は中等度散大して固定する。
2.浅前房
正しい。虹彩が前方へ押し出され浅前房となる。
3.角膜浮腫
正しい。著明な眼圧上昇により角膜浮腫が生じる。
4.前房出血
誤り。前房出血は外傷などでみられる所見である。
5.角膜後面沈着物
誤り。角膜後面沈着物はぶどう膜炎の所見である。
覚えるポイント
- 急性緑内障発作=眼痛・頭痛・嘔吐・虹視症・視力低下。
- 所見=毛様充血・角膜浮腫・浅前房・中等度散瞳・眼圧著明上昇。
- 消化器症状で内科を受診し診断が遅れることがある。治療はレーザー虹彩切開術。