109Q087第109回 薬剤師国家試験 過去問

ペニシラミンを解毒薬として使う中毒の原因物質はどれか。1つ選べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

ペニシラミンはチオール基をもつキレート薬で、金属イオンと錯体を作って排泄を促します。選択肢では鉛中毒に用いられます。

解説

ペニシラミンは金属と結合できるため、鉛中毒の解毒に用いられることがあります。また銅排泄を促す作用からウイルソン病にも使用されます。原因物質ごとに解毒機序は異なり、アセトアミノフェンではグルタチオン補充につながるN-アセチルシステイン、有機リン系神経剤ではムスカリン作用遮断とコリンエステラーゼ再賦活、メタノールでは代謝阻害と毒性代謝物の除去が中心です。

選択肢の確認

1.アセトアミノフェン:解毒薬はN-アセチルシステインです。
2.鉛:正答。ペニシラミンがキレートを形成して体外排泄を促します。
3.テトロドトキシン:確立した特異的解毒薬はなく、呼吸管理などの支持療法が中心です。
4.サリン:アトロピンとプラリドキシムなどを用います。
5.メタノール:ホメピゾールまたはエタノール、葉酸系補助、必要に応じ血液透析を行います。

覚えるポイント

ペニシラミンは金属キレート薬。鉛中毒とウイルソン病の銅排泄を結び付け、他の代表的解毒薬と区別します。

109Q086109Q088
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