109Q317|第109回 薬剤師国家試験 過去問
87 歳男性。独居。日常生活に不安があるとのことで、近所に住んでいる娘 が相談のため健康サポート薬局を訪れた。娘によると、男性の身体状態は比較的安 定しているが、自宅は衣服が脱ぎっぱなしで、ゴミが散乱するなど以前より雑然と しているとのこと。さらに、薬の飲み忘れがあり、同じことを何度も繰り返し話 す、受診日を忘れることがあるとのことだった。1 年ほど前に医師からは認知機能 の低下が疑われると言われている。現時点でこの男性は要介護認定(要支援を含 む)を取得していない。 その後、父親の症状の悪化により家族の介護の負担が大きくなったため、薬剤師 は家族に要介護認定の取得を提案することとした。薬剤師が理解しておくべき認定 取得の仕組みとして適切なのはどれか。2つ選べ。
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正解: 3・5
正答
3・5
この問題のポイント
要介護認定は市区町村へ申請し、認定調査と主治医意見書を基に一次判定、介護認定審査会の二次判定を経ます。
解説
要介護認定の申請窓口は市区町村で、本人・家族のほか地域包括支援センター等による代行も可能です。市区町村の認定調査員等が心身・生活状況を訪問調査し、主治医意見書も作成されます。これらを基にコンピューターによる一次判定を行い、その結果、特記事項、主治医意見書等を保健・医療・福祉の学識経験者で構成される介護認定審査会が審査して二次判定します。訪問面接調査は判定材料を集める前段階で、最終判定として行うものではありません。認定後は要支援なら地域包括支援センター、要介護なら介護支援専門員等がサービス計画を支援します。
選択肢の確認
1.要介護認定の申請窓口はかかりつけの医療機関である。:市区町村の窓口です。
2.要介護認定の審査では医師の意見書は必要ではない。:主治医意見書が必要です。
3.認定審査はコンピューターによる1 次判定と介護認定審査会による2 次判定を 経て行われる。:正答。二段階で判定します。
4.最終判定として、認定調査員による心身の状況に関する面接調査が行われる。:訪問調査は判定前の資料収集です。
5.介護認定審査会の委員は保健・医療・福祉に関する学識経験者で構成される。:正答。多分野の専門家で構成されます。
覚えるポイント
申請→訪問調査・主治医意見書→一次判定→審査会の二次判定、の順です。