61AM099第61回 理学療法士国家試験 過去問

健常成人の脳波で、安静閉眼時の基礎律動はどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1.α 波

この問題のポイント

健常成人の脳波では、安静状態かつ閉眼時における主な基礎律動は「α波」とされ、特に後頭部で顕著に観察されます。この状態は「安静閉眼」と呼ばれる典型的な脳波パターンで、開眼するとその振幅が低下し、β波に移行する「α抑制」という現象が起こります。このメカニズムは臨床的にも重要で、脳の覚醒状態の評価に用いられます。

解説

健常成人において、安静で閉眼した状態(覚醒中)では、脳波の主な周波数帯が8〜13Hzのα波です。この波は後頭部に優位に現れ、特に集中やリラックスした状態で顕著です。開眼や外部刺激に反応すると、α波は抑制され、14Hz以上のβ波に変化します。この「α抑制」は、脳の活動が外部環境に反応していることを示す重要な指標です。他の周波数帯は、特定の状態に特有です。

選択肢の確認

1.α 波:正しい。安静閉眼時の基礎律動として8〜13Hzで観察される。
2.β 波:開眼や精神的活動時によく見られるが、閉眼時には出現しない。
3.γ 波:30Hz以上の高周波で、認知処理の高次活動に関与。閉眼時には出現しない。
4.δ 波:3Hz未満で、深睡眠時や病態にみられる。覚醒時には出現しない。
5.θ 波:4〜7Hzで、入眠初期や小児に見られる。成人の安静閉眼では観察されない。

覚えるポイント

「安静閉眼=α波」「開眼=α抑制(β波に移行)」は、理学療法士国家試験で頻出の定番です。脳波の周波数帯を「δ<θ<α<β<γ」と整理し、状態ごとの出現を記憶することで、迅速に判断できます。特に、臨床現場で脳の活動を評価する際には、この知識が基本となります。

61AM09861AM100
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)