110AM001第110回 保健師国家試験 過去問

プライマリヘルスケアの説明で正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

プライマリヘルスケア〈PHC〉は、住民参加、多部門協働、適正技術、公平な保健医療へのアクセスなどを重視し、地域がもつ人材や制度を生かして基本的な保健医療を届ける考え方です。健康づくりの別の国際概念と混同しないことが要点です。

解説

PHCは、地域住民にとって身近で利用可能な保健医療を、住民自身の参加と地域の実情に即して整える枠組みです。限られた資源を有効に使い、予防から治療、リハビリテーションまでを連続して考えます。したがって、地域資源の有効活用は活動原則に合致します。一方、健康的な公共政策や「健康は生活のための資源」という表現は、ヘルスプロモーションを説明する際の代表的な事項です。

選択肢の確認

1.健康的な公共政策づくりを行う。:ヘルスプロモーションの活動領域として示される内容であり、PHCの説明として問われた本問の正答ではありません。
2.活動原則の1つに地域資源の有効活用がある。:住民、専門職、既存組織など、その地域にある資源を生かして基礎的保健医療を進めるPHCの原則に合います。
3.提唱された当初は慢性疾患の増加が懸念される先進国が対象であった。:PHCは一部の先進国だけを対象としたものではなく、すべての人の健康を目指す国際的な考え方です。
4.健康は生きる目的ではなく、毎日の生活のための資源という健康観が示されている。:これはヘルスプロモーションで示された健康観であり、PHC固有の説明ではありません。

覚えるポイント

PHCは「身近な保健医療を住民参加と地域資源で」、ヘルスプロモーションは「健康を生活の資源として健康を支える政策・環境をつくる」と整理します。

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