111PM022|第111回 保健師国家試験 過去問
Aちゃん(1歳2か月、女児)は、両親との3人家族で、祖父母は近隣に居住しているが関係が不良で支援はない。かかりつけの小児科医から「1か月前に予防接種で受診したときからAちゃんの体重が減少している。両親は離乳食の進め方が分からず母乳だけを与えている。両親の養育が心配なため支援をしてほしい」と地区担当保健師へ連絡があった。両親に対する保健師の支援で優先度が高いのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
1歳2か月で母乳だけが続き体重が減少しているため、両親を責めず、現在の理解と生活に合わせて必要な栄養を具体的に与えられる計画を直ちにつくることが優先です。
解説
この時期は離乳を進めて食事から栄養を得る必要があります。両親は養育意欲がないのではなく、進め方が分からないと述べています。保健師は小児科医や栄養職と連携し、Aちゃんの発育・摂食機能・体調を確認した上で、食形態、量、回数、食品の増やし方を両親と実行可能なスケジュールにします。実際に作り方や食べさせ方を確認し、早期に体重と摂取状況を再評価します。一般的な教室やサークルの紹介だけでは、すでに生じた体重減少への個別対応が遅れます。
選択肢の確認
1.祖父母との同居を促す。:関係が不良な祖父母との同居は本人たちの希望を無視し、栄養問題への直接的解決にもなりません。
2.離乳食教室の参加を案内する。:知識獲得には有用ですが、体重減少があるため集団教室を待たず個別で具体策を立てます。
3.地域の子育てサークルを紹介する。:孤立予防には役立ちますが、Aちゃんの栄養摂取を直ちに改善する支援ではありません。
4.離乳食の進め方のスケジュールを一緒に計画する。:両親の知識不足へ直接対応し、実行可能な養育行動へつなぐため最優先です。
5.両親と一緒にAちゃんの1週間ごとの体重増加の目標値を決める。:体重だけを目標化する前に、食事内容と進め方を具体化し、医学的に経過を評価します。
覚えるポイント
養育上の知識不足には、説明だけでなく「家庭で何をいつ行うか」を一緒に計画します。体重減少時は栄養介入と短期再評価を組にします。