111PM040|第111回 保健師国家試験 過去問
次の文を読み39~41の問いに答えよ。A市の保健師は、4か月児健康診査未受診者の家庭訪問を行った。母親のBさん(40歳)は「近隣に2人で住む私の両親の介護があり、子どもの健診に行けなかった。父は要介護4、母は要支援2で、育児と介護で忙しい」と話した。保健師は、Bさんと同様の人が他にもいるかもしれないと考え、育児と介護の両方をしている人の実態把握のために、アンケート調査を行うこととした。アンケート調査の結果、育児と介護の両方をしている人は、同じ立場の人とつながる機会がないため孤立感を感じており、同じ立場の人と交流し育児と介護の両方を行うつらさや両立の工夫点を共有する場を望んでいること、外出しづらい人が多いことが分かった。保健師は育児と介護の両方をしている人の集いの場づくりを行うことにした。この集いの場づくりで最も適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
対象者は同じ立場の人との交流を望む一方、育児と介護のため外出しづらいと分かっています。希望と参加障壁を同時に満たすオンライン開催が適切です。
解説
オンラインなら、自宅で子どもや要介護者を見守りながら参加でき、移動時間や会場までの負担を減らせます。途中参加・退出、短時間開催、音声のみの参加など柔軟な方法を準備し、端末や通信環境、操作支援、個人情報が聞こえない場所の確保にも配慮します。休日開催や駐車場は一部の人には有効でも、外出そのものが困難という課題を解消しません。保育・介護スタッフを会場へ配置する案は資源を要し、家族を会場まで連れて来る負担も残ります。
選択肢の確認
1.休日の開催:平日就労者には参加しやすくても、育児・介護は休日にも続くため外出障壁を解消しません。
2.駐車場の確保:移動手段の一部は改善しますが、子どもや要介護者を連れて外出する負担は残ります。
3.オンラインでの開催:自宅からつながり、外出困難と交流希望の双方へ直接対応できるため最も適切です。
4.保育と介護のスタッフの確保:会場での支援にはなりますが、人員確保と移動が必要で、全員の参加障壁を解消しにくいです。
覚えるポイント
事業方法は「住民の希望」と「参加できない理由」の両方から選びます。オンラインでもデジタル格差とプライバシーへの支援を用意します。