112AM005|第112回 保健師国家試験 過去問
A市のシニアボランティア講座修了者によるラジオ体操の自主グループのメンバーから、保健師に「10年間、皆で楽しくやってきたが、メンバーが高齢化して、いつまで続けられるか心配」と相談があった。活動を継続するための保健師の支援で最も効果的なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
10年続いた自主グループの課題は、活動の価値を保ちながら新たな担い手と地域の仕組みへ役割を継承することである。
解説
メンバーの高齢化に対し、保健師が新しい催しを一方的に追加するのではなく、市の健康づくり推進員とつなぎ、運営、広報、新規参加者の募集、後継者育成を協働できるようにする。既存の自主性と関係性を尊重し、現在のメンバーが担う役割、継続したい内容、負担と感じる業務を整理して役割を段階的に分担する。検診勧奨は個人の健康管理には意義があるが運営継続の核ではない。商業施設での新企画は参加の広がりを生む可能性はあるが、人材不足の解決を先に行う。
選択肢の確認
1.今後の計画を把握する。:希望や見通しを聞くことは必要だが、把握だけでは後継体制を作れない。
2.骨粗鬆症検診の受診を勧奨する。:メンバーの健康に有用でも、グループの担い手不足に直接応える支援ではない。
3.A市の健康づくり推進員との協働を提案する。:地域の既存人材とつなぎ、広報・運営・後継者育成を協働することで継続可能性を高める。
4.ショッピングモールでのラジオ体操を企画する。:活動の可視化には役立つが、新しい企画を先に広げると既存メンバーの負担が増え得る。
覚えるポイント
自主グループ支援は「主体性の尊重」と「地域人材との協働」で担い手を広げる。