112PM050第112回 保健師国家試験 過去問

次の文を読み50、51の問いに答えよ。A地区では民生委員が担当校区の高齢者宅を訪問し、見守り活動を行っている。民生委員がBさん宅を訪問すると、風邪をきっかけに急激に体力が低下して外出できなくなっていた。心配した民生委員が地域包括支援センターの保健師へ相談し、急いで介護保険サービスを導入した。Bさんの事例を受け、民生委員から地域包括支援センターの保健師に「高齢者がどのような状態であれば、地域包括支援センターにつなげたらよいか。目安が分からない」と相談があった。保健師が提案する内容で最も適切なのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

民生委員が日常の見守りで高齢者の生活機能低下を早期に気付き、地域包括支援センターへつなぐ共通の目安に基本チェックリストを用いる。

解説

基本チェックリストは、手段的日常生活動作、運動器機能、栄養、口腔機能、閉じこもり、認知機能、抑うつ等を25項目で確認する質問票である。民生委員と保健師が同じ項目を共有することで、「外出しにくくなった」「転倒が増えた」「体重が減った」などの変化を具体的につなげられる。これは診断や要介護認定の代替ではなく、生活機能低下の気付きと支援接続のためのスクリーニング手段である。年齢・独居・認定の有無だけで一律に報告すると、ニーズの判断に必要な情報が足りない。

選択肢の確認

1.「高齢者の希望を確認してください」:本人の意思は重要だが、どの状態でつなぐかという客観的な目安にならない。
2.「独居の高齢者は報告してください」:独居だけで一律に要支援とはいえず、生活機能と健康状態の変化を見る必要がある。
3.「要介護認定の有無を確認してください」:未認定で急に機能低下した人を見逃し、認定済みでも状態変化の程度が分からない。
4.「基本チェックリストを使用してください」:多面的な生活機能の変化を共通項目で把握し、必要な支援へ早期につなげられる。

覚えるポイント

基本チェックリストは要介護認定ではなく、生活機能低下を早期発見し介護予防・相談へつなぐ道具である。

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