112PM018|第112回 保健師国家試験 過去問
Aさん(88歳、男性、無職)は1人で暮らしており、日中は近所の公園で過ごしている。近隣住民から「公園にいるAさんから尿臭がするため、心配だ」と地域包括支援センターに電話があった。電話を受けた保健師は、Aさんの状況を把握するために家庭訪問を行うことにした。この訪問で保健師が情報収集する内容で優先度が高いのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
初回面接で尿臭という具体的所見があるときは、まず健康・安全に直結する身体状況を確認する。
解説
尿臭は、尿失禁、排泄動作の困難、尿路感染、脱水、認知機能低下、セルフケア困難などの可能性を示す。保健師は尊厳に配慮しつつ、排尿状況、痛み・発熱、水分摂取、歩行や着替え、認知機能、受診必要性を確認する。経済、住居、生活リズム、近隣関係も後の包括的評価に必要だが、現に得られた所見から優先するのは身体状況である。
選択肢の確認
1.経済状況:受診や介護サービス利用に影響するが、尿臭の原因を直接判断できない。
2.住居環境:トイレへの動線や衛生状態は後に確認するが、先に本人の健康状態をみる。
3.身体状況:失禁、感染、脱水、移動困難等の有無を確認し、緊急度と支援必要性を判断する。
4.生活リズム:排泄パターンとの関係はあるが、初めに身体的原因と安全を除外する。
5.近隣との関係:孤立や支援網の評価には必要だが、尿臭から最初に評価する項目ではない。
覚えるポイント
面接で得た客観的所見から、まず生命・健康・安全に直結する原因を評価する。