112AM030|第112回 保健師国家試験 過去問
同じスクリーニング検査を有病率(有病割合)が1%の集団Aと20%の集団Bに行った。評価指標と集団の関係について正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
同じ感度・特異度の検査でも、陽性反応的中度は検査対象集団の有病率が高いほど上昇する。
解説
感度と特異度は検査固有の性能として、同じ検査・同じ判定基準なら集団AとBで基本的に同じと考える。一方、陽性的中度は陽性者のうち真に有病である割合であり、事前確率である有病率が1%から20%へ高くなると真陽性の占める割合が増えて高くなる。逆に陰性反応的中度は低有病率集団ほど高くなりやすいため、集団BよりAで高い。スクリーニング結果を個人に説明するときは、検査性能だけでなく対象集団の有病率を考慮する必要がある。
選択肢の確認
1.特異度は集団Aより集団Bの方が高い。:同一検査の特異度は、有病率が高いという理由だけで上昇しない。
2.敏感度は集団Aより集団Bの方が高い。:同一検査の感度は、有病率が高いという理由だけで上昇しない。
3.集団Aと集団Bで評価指標は一致している。:感度・特異度は同程度でも、的中度は有病率によって変わるため全指標は一致しない。
4.陰性反応的中度は集団Aより集団Bの方が高い。:陰性的中度は低有病率の集団Aの方が高くなりやすく、大小関係が逆である。
5.陽性反応的中度は集団Aより集団Bの方が高い。:有病率が高い集団Bでは、陽性者に占める真陽性の割合が高くなる。
覚えるポイント
有病率↑で陽性的中度↑、陰性的中度↓。感度・特異度と的中度を分ける。