112AM043第112回 保健師国家試験 過去問

次の文を読み42~44の問いに答えよ。Aさん(25歳、女性、パートタイム勤務)は1人暮らしである。「妊娠検査薬で陽性が出たので、母子健康手帳をもらえますか」とB市の母子保健窓口に来所した。パートナーはいるが同居はしていない。その後、Aさんは、妊娠36週に経腟分娩で女児(身長46 cm、出生時体重2,450 g)を出産した。出産した病院から保健センターへの退院時連絡票に「Aさんは子どもの抱き方に慣れず、今後の育児が気がかり」と記載があった。そこで、退院2日後に保健師が家庭訪問した。保健師が援助をするために収集する情報で優先度が高いのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

退院直後の低出生体重児を含む母子訪問では、児が十分に哺乳できているかを最優先で確認し、育児技術を具体的に支える。

解説

児は妊娠36週、出生体重2,450gで出生し、母は抱き方に不慣れと連絡されている。退院2日後は、授乳回数、吸着・吸啜、1回量、むせ、覚醒状態、尿便、体重変化を確認し、必要なら抱き方と授乳姿勢を一緒に練習する。哺乳不良は脱水、低血糖、体重減少、黄疸悪化につながり得るため優先度が高い。居住・経済状況、母の健康、保育所利用も継続支援には必要であり、訪問全体で評価する。ただし退院直後の児の栄養と安全に直結する授乳状況をまず把握する。

選択肢の確認

1.居住環境:安全な養育環境として確認するが、退院直後の児の栄養状態より優先しない。
2.経済状況:継続支援の重要情報だが、まず哺乳不良など目前の身体リスクを評価する。
3.授乳状況:低出生体重・早産児の栄養、水分、体重増加と母の育児技術を直接評価できる。
4.Aさんの健康状態:産後の回復・精神状態は必ず確認するが、提示された抱き方への懸念に最も直接関係するのは授乳である。
5.保育所利用の可能性:将来の就労・養育支援には関係するが、退院直後の優先情報ではない。

覚えるポイント

新生児訪問は授乳、尿便、体重、黄疸、活気を優先し、母の心身と生活背景も並行評価する。

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