72PM13|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
直接撮影用 X 線装置の不変性試験(JIS Z 4752-2-11)において、正しいのはど れか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
JISの不変性試験は初回性能試験ではなく、基礎値からの経時変化と幾何学表示誤差を管理すると理解します。
解説
JIS Z 4752-2-11の直接撮影用X線装置の不変性試験では、X線照射野サイズの数値表示の正確さを、各方向の表示値と測定値の差が焦点受像器間距離の±2%以内かで確認します。±50%のような大きな変化は不変性を保つ管理限界として緩すぎます。
選択肢の確認
1
1.X 線像全域の光学的濃度差は基礎値の ±0.5 以内である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 X線像全域の光学的濃度差の管理値を基礎値から±0.5とする記述は緩すぎ、均一性変化を見逃します。
2
2.表示された焦点受像器間距離は表示値の ±10%以内である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 SIDの数値表示は幾何学的拡大率と照射野設定に直接影響するため、表示値の±10%という大きな誤差は許容されません。
3
3.自動露出制御試験における受像面への X 線入力は基礎値の± 50%以内であ
る。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 AECの受像面X線入力が基礎値から半分〜1.5倍まで変化するのを許す±50%は、画質と患者線量の不変性管理として広すぎます。
4
4.X 線照射野サイズの数値表示の正確さは焦点受像器間距離の±2%以内で
ある。
判定:正答(記述は正しい)。 数値表示された照射野サイズと実測辺長の差をSIDで規格化し、±2%以内であることを確認します。
5
5.マニュアル制御試験における X 線源からの X 線出力は基礎値の± 50%以内
である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 マニュアル制御のX線出力が基礎値から±50%まで変化するのは著しい不変性低下で、要求される管理範囲ではありません。
覚えるポイント
- 照射野サイズ数値表示の正確さ=SIDの±2%以内です。
- 不変性試験は基礎値からのドリフトを定期的に検出する試験です。
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