72PM14|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第72回

X 線自動露出制御装置〈ホトタイマ〉を用いた撮影で受像器入射線量が低下する のはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

ホトタイマは検出器信号が所定量に達するまで照射し、被写体散乱線と前面・後面検出方式の影響を考えます。

解説

被写体が厚くなると散乱線の割合が増え、ホトタイマ検出器へ一定信号が蓄積するまでの一次X線寄与が相対的に小さくなり、受像器入射線量は低下する方向に働きます。AECは撮影時間を結果として決めるため、操作者が撮影時間を先に短縮する設定ではありません。

選択肢の確認

1

1.撮影時間の短縮

判定:正答ではない(記述は誤り)。 AECでは検出信号の積算値が設定値に達したときに撮影時間が終了するため、撮影時間の任意短縮を入射線量変化の原因とはしません。

2

2.被写体厚の増加

判定:正答(記述は正しい)。 厚い被写体では散乱線がホトタイマ信号に多く寄与し、終了信号へ早く達するため、受像器面の一次線入射量は低下します。

3

3.後面検出方式における管電圧の低下

判定:正答ではない(記述は誤り)。 後面検出で管電圧を下げると受像器で吸収される割合が増え、後面検出器へ同じ信号を届けるにはより大きな受像器入射線量を要します。

4

4.後面検出方式における管電流の増大

判定:正答ではない(記述は誤り)。 後面検出AECで管電流を増やすと、必要積算信号に早く達して時間が短縮され、原理上の受像器入射線量はほぼ一定です。

5

5.前面検出方式における管電圧の上昇

判定:正答ではない(記述は誤り)。 前面検出で管電圧が上がると透過性と受像器応答が変わりますが、本問の線量低下を一義的に説明するのは被写体厚増加による散乱線寄与です。

覚えるポイント

  • ホトタイマは積算信号一定で照射を切り、厚い被写体では散乱線寄与が増えます。
  • mAを変えるとAECが時間を逆方向に変え、積算露光を保ちます。

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