74PM94|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第74回

X線受像器に単位面積当たり平均Φ個の光子が入射したとき、被写体コントラストがC、断面積AのオブジェクトのX線投影像を人の眼で識別するために必要な最小のSNRを与える式はどれか。 ただし、量子雑音はPoisson分布に従うものとし、それ以外の雑音は無視する。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

Poisson量子雑音では信号が光子数、雑音が光子数の平方根に比例することからSNR式を導きます。

解説

断面積Aへ入射する光子数の期待値はN=AΦです。被写体コントラストCによる信号差はΔN=CN、Poisson雑音の標準偏差は√Nです。したがってSNR=ΔN/√N=C√N=C√(AΦ)となります。面積または光子フルエンスを4倍にするとSNRは2倍、コントラストを2倍にするとSNRは2倍です。

選択肢の確認

1

1.C/(A・Φ)

判定:正答ではない(記述は誤り)。 C/(AΦ)は光子数が増えるほどSNRが低下する式で、量子統計と逆の依存性です。

2

2.C/√(A・Φ)

判定:正答ではない(記述は誤り)。 C/√(AΦ)も光子数増加でSNRが低下するため、Poisson雑音下の関係ではありません。

3

3.√(C・A・Φ)

判定:正答ではない(記述は誤り)。 √(CAΦ)はコントラストCまで平方根内に入れており、信号差がCへ線形という関係を満たしません。

4

4.C√(A・Φ)

判定:正答(記述は正しい)。 信号CAΦを雑音√(AΦ)で割ると、公式式C√(AΦ)になります。

5

5.C・A・√Φ

判定:正答ではない(記述は誤り)。 CA√Φは面積Aへ線形に依存しますが、独立光子を面積で加算したSNRは√A依存です。

覚えるポイント

  • Poisson統計ではN個の雑音標準偏差=√N、SNR=C√Nです。
  • N=AΦよりSNR=C√(AΦ)となります。

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