73PM20|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
脳の一方向にのみ motion probing gradient[b = 1,000 s・mm−2]が印加された拡 散強調像を別に示す。 矢印の解剖名称で正しいのはどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
画像の矢印は正中を左右に走る白質交連繊維束を示しています。
解説
軸位拡散強調像で矢印は側脳室後方、正中を左右大脳半球に連続する弓状の白質帯を指しています。これは脳梁、特に後方の脳梁膨大部に対応します。一方向のMPGでは白質繊維の異方性により信号が方向依存性を示すことも、白質束を識別する手がかりです。
選択肢の確認
1
1.視 床
判定:正答ではない(記述は誤り)。 視床は第三脳室の両側に対称性に位置する灰白質核で、矢印の正中弓状白質帯ではありません。
2
2.脳 回
判定:正答ではない(記述は誤り)。 脳回は大脳表面の盛り上がりで、脳室後方の正中繊維束とは位置が異なります。
3
3.脳 溝
判定:正答ではない(記述は誤り)。 脳溝は大脳表面で脳回の間を隔てる溝で、矢印部の白質構造ではありません。
4
4.脳脊髄液
判定:正答ではない(記述は誤り)。 脳脊髄液は脳室やくも膜下腔を満たし、脳梁のような弓状白質帯を作りません。
5
5.脳 梁
判定:正答(記述は正しい)。 矢印部は左右大脳半球を連絡する交連繊維束の脳梁です。
覚えるポイント
- 脳梁は正中で左右大脳半球を連絡する最大の交連繊維です。
- 一方向DWIでは白質の拡散異方性に注意します。
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