75PM20|第75回 診療放射線技師国家試験 過去問
MRI の拡散強調像で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
この設問では、次の知識を判断の軸にします:拡散制限はDWI高信号かつADC低下です。
解説
拡散強調像はb値を決める拡散検出用傾斜磁場を加え、水分子の位置変化による位相分散を信号低下として捉えます。拡散が小さい組織は高信号でADCが低下します。水分子の動きが大きいほど信号は低下するので、肢5が誤りです。
選択肢の確認
1
1.見かけの拡散係数が得られる。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 複数b値の信号減衰から見かけの拡散係数ADCを求められます。
2
2.拡散強調用傾斜磁場を印加する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 強い傾斜磁場を対称に印加し、拡散したスピンの位相分散を検出します。
3
3.急性期脳梗塞の診断に有用である。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 急性期脳梗塞では細胞性浮腫による拡散制限を早期に検出できます。
4
4.b 値が大きいほど拡散が強調された画像となる。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 b値を大きくするほど拡散による信号差が強調されます。
5
5.水分子の動きが大きいほど信号強度は上昇する。
判定:正答(記述は誤り)。 自由拡散が大きい水分子ほど位相が分散して信号は低下するため、記述は逆です。
覚えるポイント
- 拡散制限はDWI高信号かつADC低下です。
- 自由拡散が大きいほどDWI信号は低下します。
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