73PM4|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
中性子による核反応で誤っているのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
核反応式の質量数Aと原子番号Zが左右で保存されるかを確認します。
解説
中性子反応でもAとZは保存されます。59Coに中性子1個が入射して2中性子が放出される(n,2n)反応では、残留核のAは59+1−2=58、Zは27のままです。したがって生成核は58Coであり、60Coとする式が誤りです。
選択肢の確認
1
1.6Li(n,α)3H
判定:正答ではない(記述は正しい)。 6Li+nのAは7、Zは3で、α粒子と3Hの合計A=7、Z=3に一致します。
2
2.23Na(n,γ)24Na
判定:正答ではない(記述は正しい)。 23Naの中性子捕獲で24Naとγ線が生じる反応式はA、Zとも保存されます。
3
3.32S(n,p)32P
判定:正答ではない(記述は正しい)。 32S(n,p)32Pは、Zが16から娘核15と陽子1に分かれる正しい式です。
4
4.54Fe(n,pn)53Mn
判定:正答ではない(記述は正しい)。 54Fe+nのA=55は53Mn+陽子1+中性子1の合計55、Z=26は25+1となり保存されます。
5
5.59Co(n,2n)60Co
判定:正答(記述は誤り)。 59Co(n,2n)では2中性子分だけ質量数が減るため生成核は58Coであり、60Coではありません。
覚えるポイント
- 核反応式はAとZを別々に加算して照合します。
- (n,2n)では標的核より生成核の質量数が1小さくなります。
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