73PM68|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
LET について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
LETの単位、RBE・酸素効果・分割効果との関係を一つずつ確認します。
解説
LETは荷電粒子が単位飛程あたり局所へ与えるエネルギーで、通常keV/μmで表します。高LET放射線は密な電離で直接的な複雑損傷を作るため、低LET放射線より酸素による増感が小さく、修復・再酸素化を利用する分割効果も小さくなります。
選択肢の確認
1
1.γ 線は高 LET 放射線である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 γ線は二次電子を介して疎な電離を生じる低LET放射線であり、高LET放射線ではありません。
2
2.単位には Gy/μm が用いられる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 LETはエネルギー/長さなのでkeV/μmなどで表し、吸収線量の単位Gyを長さで割ったGy/μmは通常の表記ではありません。
3
3.LET 値の増大に伴い RBE 値は直線的に大きくなる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 RBEはLET増加とともに約100 keV/μm付近まで上昇しますが、過剰な電離を生じる領域ではオーバーキルにより低下し、直線関係ではありません。
4
4.高 LET 放射線では低 LET 放射線に比べて酸素効果は小さい。
判定:正答(記述は正しい)。 高LET放射線は酸素がなくても致死的損傷を作りやすく、酸素増感比〈OER〉は低LET放射線より小さくなります。
5
5.高 LET 放射線では低 LET 放射線に比べて分割効果は大きい。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 高LET放射線では亜致死損傷修復や酸素効果の寄与が小さいため、線量を分割する利益は低LET放射線より小さくなります。
覚えるポイント
- LETの代表単位はkeV/μmです。
- 高LETではOERと分割効果が小さく、RBEは一定範囲まで高くなります。
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