73PM67|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
確率的影響について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
確率的影響を組織反応と区別し、しきい値・発生確率・重篤度を整理します。
解説
発癌や遺伝性影響などの確率的影響は、放射線防護上しきい値がないと仮定し、低線量域にも直線しきい値なし〈LNT〉モデルを適用します。線量増加で発生確率は上がりますが、発症した場合の重篤度が線量に比例するとは扱いません。
選択肢の確認
1
1.多数の細胞死が原因となる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 多数の細胞死が原因となるのは、皮膚障害や白内障などの組織反応〈確定的影響〉です。
2
2.被ばく後早期に症状が出る。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 確率的影響である発癌は一般に潜伏期間を経て現れ、被ばく後早期の症状ではありません。
3
3.直線しきい値なしモデルが適用される。
判定:正答(記述は正しい)。 放射線防護では確率的影響にLNTモデルを用い、線量に比例して発生確率が増すと仮定します。
4
4.症状からおおよその被ばく線量を推定できる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 症状の種類・重症度から線量を推定しやすいのは急性放射線症候群などの組織反応です。
5
5.被ばく線量が多いほど発症までの潜伏期が短い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 線量と潜伏期の短縮を本質的関係とするのは組織反応の考え方で、確率的影響の定義ではありません。
覚えるポイント
- 確率的影響はしきい値なし・確率が線量依存・重篤度は線量非依存です。
- 組織反応はしきい値があり、線量が増すと重症化します。
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