74PM2|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第74回

核分裂反応について誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

核分裂片が中性子過剰であることから、主なβ壊変の向きを判断する否定形問題です。

解説

重い原子核が核分裂すると、生成する核分裂片は安定同重体に比べ中性子過剰です。そのため中性子を陽子へ変えるβ−壊変を繰り返して安定核種へ近づきます。β+壊変が多いという記述が誤りです。核分裂収率曲線は生成片の質量数に対する収率を表し、²³⁵Uの熱中性子核分裂や²⁵²Cfの自発核分裂が代表例です。

選択肢の確認

1

1.²⁵²Cfは自発核分裂を起こす。

判定:正答ではない(記述は正しい)。 ²⁵²Cfは外部から粒子を入れなくても自発核分裂を起こす代表的な核種です。

2

2.核分裂片はβ+壊変するものが多い。

判定:正答(記述は誤り)。 核分裂片は中性子過剰なので主にβ−壊変し、β+壊変が多いという向きが逆です。

3

3.²³⁵Uは熱中性子により核分裂を起こす。

判定:正答ではない(記述は正しい)。 ²³⁵Uは熱中性子を捕獲して複合核となり、誘導核分裂を起こしやすい核種です。

4

4.核分裂収率曲線は核分裂収率と質量数の関係を表す。

判定:正答ではない(記述は正しい)。 核分裂収率曲線は、核分裂生成物の質量数ごとの生成収率を示す曲線です。

5

5.入射粒子によって誘起されるものを誘導核分裂と呼ぶ。

判定:正答ではない(記述は正しい)。 中性子などの入射によって生じる核分裂は、自発核分裂と区別して誘導核分裂と呼びます。

覚えるポイント

  • 核分裂片は中性子過剰で、安定化の主経路はβ−壊変です。
  • ²⁵²Cf=自発核分裂、²³⁵U+熱中性子=誘導核分裂です。

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