75PM2|第75回 診療放射線技師国家試験 過去問
⁹⁹Mo–⁹⁹ᵐTcジェネレータをミルキングしたときの⁹⁹ᵐTcの放射能を表すのはどれか。 ただし、Aₘを⁹⁹Moの放射能、λₜを⁹⁹ᵐTcの壊変定数、λₘを⁹⁹Moの壊変定数、tをミルキング後の経過時間とする。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この設問では、次の知識を判断の軸にします:⁹⁹Mo/⁹⁹ᵐTcは分岐比0.877を含むBateman式で求めます。
解説
ミルキング直後の⁹⁹ᵐTcを0とする親娘核種のBateman式です。親⁹⁹Moの放射能Aₘから、分岐比0.877で生じる娘⁹⁹ᵐTcの放射能は0.877×Aₘ×λₜ/(λₜ−λₘ)×(e^(−λₘt)−e^(−λₜt))です。t=0で0、その後に正値へ増える符号も検算できます。
選択肢の確認
1
1.0.877 × Aₘ × λₘ/(λₘ−λₜ) × (e^(−λₘt)−e^(−λₜt))
判定:正答ではない(記述は誤り)。 分母がλₘ−λₜで括弧がe^(−λₘt)−e^(−λₜt)なので全体が負となり、放射能になりません。
2
2.0.877 × Aₘ × λₘ/(λₘ−λₜ) × (e^(−λₜt)−e^(−λₘt))
判定:正答ではない(記述は誤り)。 符号は正でも分子に親のλₘを置いており、娘核種の放射能への変換に必要なλₜがありません。
3
3.0.877 × Aₘ × λₘ/(λₜ−λₘ) × (e^(−λₜt)−e^(−λₘt))
判定:正答ではない(記述は誤り)。 分子がλₘである上、括弧がe^(−λₜt)−e^(−λₘt)なので負値になります。
4
4.0.877 × Aₘ × λₜ/(λₜ−λₘ) × (e^(−λₘt)−e^(−λₜt))
判定:正答(記述は正しい)。 娘の壊変定数λₜ、正の差λₜ−λₘ、正値となる指数差の組合せです。
5
5.0.877 × Aₘ × λₜ/(λₜ−λₘ) × (e^(−λₜt)−e^(−λₘt))
判定:正答ではない(記述は誤り)。 分子と分母は適切でも指数差が逆で、t>0で負の放射能になります。
覚えるポイント
- ⁹⁹Mo/⁹⁹ᵐTcは分岐比0.877を含むBateman式で求めます。
- 娘の放射能なので係数の分子はλₜです。
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