76AM31|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
99mTc-MAA の粒子径[µm]はどの程度か。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、肺血流シンチグラフィに用いる 99mTc-MAAの粒子径が問われています。
99mTc-MAA の代表的な粒子径は、およそ 10〜90 µm 程度で、平均的には 30 µm 前後と覚えると整理しやすいです。
解説
99mTc-MAA は、macroaggregated albumin、つまり大凝集アルブミンを 99mTc で標識した放射性医薬品です。
肺血流シンチグラフィで用いられます。
静脈内に投与された 99mTc-MAA は、右心系を通って肺動脈へ流れ、肺毛細血管に一過性に捕捉されます。
この捕捉を利用して、肺血流分布を画像化します。
粒子径が小さすぎると、肺毛細血管を通過して全身循環へ流れてしまいます。一方、粒子径が大きすぎると、塞栓リスクが高くなります。
そのため、肺毛細血管に適度に捕捉される粒子径として、99mTc-MAA は 数十 µm 程度に調整されています。
選択肢の中では 30 µm が最も適切です。
国家試験ではここを押さえる
99mTc-MAA = 肺血流シンチグラフィ = 粒子径 約 30 µm
この 3 点をセットで覚えます。
選択肢の確認
1.誤り。
0.03 µm は非常に小さく、99mTc-MAA の粒子径としては不適切です。肺毛細血管で捕捉される粒子サイズではありません。
2.誤り。
0.3 µm も小さすぎます。肺血流シンチグラフィで毛細血管に捕捉される MAA 粒子径としては不適切です。
3.誤り。
3 µm は選択肢の中では近そうに見えますが、99mTc-MAA の代表的粒子径としては小さすぎます。平均的には数十 µm 程度です。
4.正しい。
99mTc-MAA の粒子径は、およそ 10〜90 µm 程度で、代表値として約 30 µm が用いられます。
5.誤り。
300 µm は大きすぎます。このように大きい粒子では肺血管への過度な塞栓が問題となるため、99mTc-MAA の通常の粒子径としては不適切です。
覚えるポイント
- 99mTc-MAAは肺血流シンチグラフィに用います。
- MAA は 大凝集アルブミンです。
- 静注後、肺毛細血管に一過性に捕捉されます。
- 粒子径は代表的に 約 30 µmです。
- 小さすぎると通過し、大きすぎると塞栓リスクが高くなります。