78AM86|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
DLP で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4.全撮影範囲のCTDIvolを積算した値である。
問題のポイント
DLPは Dose Length Product の略で、日本語では線量長さ積と呼ばれます。
CT検査で、どれくらいの範囲にどれくらいの線量が与えられたかを表す指標です。
DLPの式
DLPは次の式で求めます。
DLP = CTDIvol × 撮影範囲の長さ
単位は、
mGy・cm
です。
CTDIvolは、ある撮影条件での平均的なCT線量指標です。
DLPはそれに撮影長を掛けるため、撮影範囲全体の線量の目安になります。
なぜ4が正しいか
DLPは、全撮影範囲にわたってCTDIvolを積算した値です。
例えば、CTDIvolが10 mGyで撮影範囲が30 cmなら、
DLP = 10 mGy × 30 cm = 300 mGy・cm
となります。
したがって、4.全撮影範囲のCTDIvolを積算した値である、が正しいです。
他の選択肢との区別
1.撮影1回当たりの実効線量である。
誤りです。
DLPは実効線量そのものではありません。
実効線量は、DLPに部位ごとの換算係数を掛けて概算することがあります。
2.CT画像の空間分解能を示す指標である。
誤りです。
空間分解能は、どれだけ細かい構造を識別できるかを表す画質指標です。
DLPは線量指標であり、空間分解能ではありません。
3.スライス厚当たりの平均吸収線量である。
誤りです。
これはCTDIに近い考え方です。
DLPはCTDIvolに撮影長を掛けたもので、スライス厚当たりの線量ではありません。
4.全撮影範囲のCTDIvolを積算した値である。
正しいです。
DLP = CTDIvol × 撮影範囲です。
5.CT画像のコントラスト分解能を示す指標である。
誤りです。
コントラスト分解能は画質指標です。
DLPは被ばく線量に関係する指標です。
覚えるポイント
CT線量指標は次のように整理します。
- CTDIvol:CT撮影条件における平均線量指標
- DLP:CTDIvol × 撮影範囲
- 実効線量:DLP × 変換係数で概算されることがある
- DLPの単位:mGy・cm
本問では、DLPを正しく説明している4が正答です。