78PM22|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
疾患と治療法の組合せで誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2.早期胃癌 重粒子線治療
この問題のポイント
疾患と代表的な治療法の組合せを確認する問題です。
問題文は「誤っているのはどれか」と聞いています。
つまり、選ぶべきなのは 不適切な組合せ です。
この中で不適切なのは、
早期胃癌 ― 重粒子線治療
です。
早期胃癌では、標準的には内視鏡的治療や手術が中心になります。
重粒子線治療は早期胃癌の代表的な治療法ではありません。
したがって、正答は 2 です。
解説
放射線治療や核医学治療には、疾患ごとに代表的な適応があります。
前立腺癌では、強度変調放射線治療や強度変調回転放射線治療が用いられます。
早期肺癌では、手術が難しい場合などに体幹部定位放射線治療が重要です。
頭頸部癌では、化学療法と放射線治療を組み合わせる化学放射線療法がよく用いられます。
分化型甲状腺癌の術後転移では、131Iによる核医学治療が行われます。
一方、早期胃癌では、病変の深達度やリンパ節転移リスクに応じて、内視鏡的粘膜下層剥離術などの内視鏡治療や手術が中心です。
重粒子線治療は早期胃癌の標準的・代表的な治療法ではないため、この組合せが誤りです。
選択肢の確認
1.前立腺癌 強度変調回転放射線治療
この組合せは正しいです。
前立腺癌では、IMRTやVMATなどの高精度放射線治療が用いられます。
周囲の直腸や膀胱への線量を抑えながら、前立腺へ線量を集中させることができます。
2.早期胃癌 重粒子線治療
この組合せが誤りです。
早期胃癌では、内視鏡治療や手術が標準的な治療の中心です。
重粒子線治療は早期胃癌の代表的な治療法ではありません。
問題文は「誤っているのはどれか」と問うているため、これが正答です。
3.早期肺癌 体幹部定位放射線治療
この組合せは正しいです。
早期肺癌では、手術が困難な症例などで体幹部定位放射線治療が用いられます。
小さな病変に高線量を集中して照射する治療法です。
4.頭頸部癌 化学放射線療法
この組合せは正しいです。
頭頸部癌では、臓器温存や局所制御を目的として、化学療法と放射線治療を併用することがあります。
代表的な治療法の組合せです。
5.甲状腺癌術後肺転移 131Iによる核医学治療
この組合せは正しいです。
分化型甲状腺癌では、術後の残存甲状腺組織やヨードを取り込む転移病変に対して、131I内用療法が行われます。
肺転移がヨードを取り込む場合、131I治療の対象になります。
覚えるポイント
代表的な疾患と治療法の組合せを整理します。
- 前立腺癌:IMRT、VMATなどの高精度放射線治療
- 早期肺癌:体幹部定位放射線治療
- 頭頸部癌:化学放射線療法
- 分化型甲状腺癌術後転移:131I内用療法
- 早期胃癌:内視鏡治療や手術が中心
この問題では、「誤っている組合せ」を選ぶため、正しい選択肢は
2.早期胃癌 重粒子線治療
です。