78PM41第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要病態の基礎腫瘍

肝転移の原発腫瘍で最も頻度が高いのはどれか。

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正解: 3

正答

3.大腸癌

この問題のポイント

肝転移を起こしやすい原発腫瘍を問う問題です。

肝臓は、消化管からの血液が門脈を通って流れ込む臓器です。
そのため、消化管の悪性腫瘍、とくに大腸癌は肝臓へ転移しやすい特徴があります。

この選択肢の中で、肝転移の原発腫瘍として最も頻度が高いのは 大腸癌 です。

解説

肝臓には、門脈と肝動脈から血液が流入します。

大腸からの静脈血は、主に門脈系を通って肝臓に流れます。
そのため、大腸癌の腫瘍細胞が血流に乗ると、まず肝臓に到達しやすくなります。

このため、大腸癌では肝転移が比較的多くみられます。

一方、腎癌、子宮体癌、前立腺癌も転移を起こすことはありますが、この選択肢の中で肝転移の原発として最も頻度が高いものを選ぶなら、大腸癌です。
膠芽腫は中枢神経系の悪性腫瘍で、通常は頭蓋内で進展することが多く、肝転移の原発として頻度が高い腫瘍ではありません。

選択肢の確認

1.腎癌
誤りです。
腎癌は血行性転移を起こしやすく、肺、骨、肝などに転移することがあります。
しかし、肝転移の原発腫瘍として最も頻度が高いものではありません。

2.膠芽腫
誤りです。
膠芽腫は脳に発生する悪性腫瘍です。
頭蓋内で浸潤性に進展することが多く、肝転移の原発として頻度が高い腫瘍ではありません。

3.大腸癌
正しいです。
大腸からの血流は門脈を介して肝臓に流れます。
そのため、大腸癌は肝転移を起こしやすく、この選択肢の中では最も適切です。

4.子宮体癌
誤りです。
子宮体癌でも進行例では転移を起こしますが、肝転移の原発として最も頻度が高い腫瘍ではありません。

5.前立腺癌
誤りです。
前立腺癌は骨転移が多い腫瘍として重要です。
肝転移を起こすこともありますが、肝転移の原発として最も頻度が高いものではありません。

覚えるポイント

肝転移は、門脈系との関係で考えると覚えやすいです。

  • 消化管からの血液は門脈を通って肝臓へ流れる
  • 大腸癌は門脈系を介して肝転移を起こしやすい
  • 前立腺癌は骨転移が重要
  • 膠芽腫は肝転移の原発としては典型的ではない

この問題では、肝転移の原発腫瘍として最も頻度が高いものを選ぶため、正しい選択肢は
3.大腸癌
です。

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