78PM77|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
液晶ディスプレイを構成するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5.偏光フィルタ
この問題のポイント
液晶ディスプレイ、つまりLCDを構成する基本要素を問う問題です。
液晶ディスプレイでは、液晶そのものが光を発しているのではありません。
バックライトの光を、液晶層と偏光フィルタで制御して画像を表示します。
液晶ディスプレイに必要な代表的構成要素は、
- バックライト
- 偏光フィルタ
- 液晶層
- カラーフィルタ
- 電極
- TFTなどの駆動素子
です。
選択肢の中で液晶ディスプレイを構成するものは
5.偏光フィルタ
です。
解説
液晶ディスプレイでは、光の偏光状態を利用して明るさを制御します。
液晶層の前後には偏光フィルタが配置されます。
液晶分子の向きを電圧で変えることで、光の偏光方向が変化し、偏光フィルタを通過する光の量が変わります。
この仕組みによって、各画素の明るさを調整します。
つまり、液晶ディスプレイでは、液晶層と偏光フィルタの組合せが非常に重要です。
選択肢の確認
1.乳剤層
誤りです。
乳剤層は、写真フィルムやX線フィルムで使われる層です。
銀塩などを含み、光やX線情報を記録するためのものです。
液晶ディスプレイの構成要素ではありません。
2.蛍光体層
誤りです。
蛍光体層は、蛍光スクリーン、イメージインテンシファイア、シンチレータなどで重要です。
X線を光に変換する装置では用いられますが、液晶ディスプレイの基本構成要素としては不適切です。
3.誘電体層
誤りです。
誘電体層は、コンデンサや一部の表示・検出デバイスで関係する用語です。
液晶ディスプレイの代表的な構成要素として選ぶものではありません。
4.光電変換層
誤りです。
光電変換層は、光を電気信号に変換する検出器で用いられます。
たとえば、フラットパネルディテクタや撮像素子などに関係します。
液晶ディスプレイは画像を表示する装置であり、光電変換層を基本構成とするものではありません。
5.偏光フィルタ
正しいです。
液晶ディスプレイでは、偏光フィルタと液晶層を組み合わせて光の透過量を制御します。
そのため、偏光フィルタは液晶ディスプレイの重要な構成要素です。
覚えるポイント
液晶ディスプレイは、光を「作る」だけでなく「通す量を制御する」装置です。
- バックライト:光源
- 偏光フィルタ:光の偏光方向を制限する
- 液晶層:電圧で分子配列を変え、光の通過を制御する
- カラーフィルタ:色を作る
- TFT:各画素を制御する
他の選択肢は、別の装置で使われる用語です。
- 乳剤層:フィルム
- 蛍光体層:蛍光スクリーン、シンチレータなど
- 光電変換層:画像検出器
- 誘電体層:コンデンサや一部の表示素子など
この問題では、液晶ディスプレイの構成要素を問うているため、正しい選択肢は
5.偏光フィルタ
です。