36AM97|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
応用栄養学第36回午前・問82〜97
特殊環境下での生理的変化に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
特殊環境下での生理的変化に関する正しい記述を選ぶ問題です。
解説
高地などの低圧環境では、吸入気の酸素濃度が同じでも気圧が下がるため、吸入気酸素分圧と肺胞内酸素分圧が低下します。その結果、動脈血の酸素化も低下しやすくなります。
高温環境では皮膚血管を拡張し、発汗とともに放熱を促進します。低温環境では交感神経活動とカテコールアミン分泌が高まり、熱産生が増加します。無重力環境では体液が頭部側に移動し、利尿が促されるため、長期的には血漿量と循環血液量が減少します。
選択肢の確認
1.高温環境では、皮膚血管が収縮する。
適当でない。高温環境では皮膚血管が拡張し、皮膚血流を増やして放熱します。
2.低温環境では、基礎代謝量が低下する。
適当でない。低温環境では体温維持のために熱産生が促進され、代謝量は上昇します。
3.低温環境では、アドレナリン分泌が抑制される。
適当でない。低温刺激で交感神経が活性化し、アドレナリンなどのカテコールアミン分泌は促進されます。
4.低圧環境では、肺胞内酸素分圧が低下する。
最も適当。低圧環境では吸入気酸素分圧が低下するため、肺胞内酸素分圧も低下します。
5.無重力環境では、循環血液量が増加する。
適当でない。頭部側への体液移動に対して利尿が起こるため、循環血液量は増加せず減少します。
覚えるポイント
- 低圧環境では吸入気と肺胞内の酸素分圧が低下
- 高温では皮膚血管拡張と発汗、低温では代謝亢進とカテコールアミン分泌増加
- 無重力では体液の頭部側移動と利尿により循環血液量が減少