36PM131|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
臨床栄養学第36回午後・問111〜136
70 歳、女性。体重48 kg、標準体重50 kg。自宅療養中の骨粗鬆症患者である。 1 日当たりの栄養素等摂取量の評価を行った。改善が必要な項目として、最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
骨粗鬆症患者の1日の摂取量を評価し、骨の健康のために改善すべき不足項目を選ぶ問題です。
解説
骨粗鬆症の予防・治療では、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKといった骨に関わる栄養素を十分に摂ることが重要です。
ビタミンDは腸からのカルシウム吸収を助け、骨形成に不可欠です。骨粗鬆症では1日10から20マイクログラム程度の摂取がすすめられます。
この患者のビタミンD摂取量は4マイクログラムで、必要量に対して明らかに不足しています。したがって改善が必要な項目はビタミンDです。
他の項目を見ると、エネルギー1,500 kcal、たんぱく質60 g、ビタミンK 300マイクログラム、カルシウム700 mgはおおむね確保できており、最も改善を要するのはビタミンDです。
選択肢の確認
1.エネルギー1,500 kcal
誤り。この体格の高齢女性として大きな過不足はなく、最優先の改善項目ではありません。
2.たんぱく質60 g
誤り。標準体重50 kgに対して十分な量であり、不足とはいえません。
3.ビタミンD 4 μg
正しい。4 μgは骨粗鬆症で推奨される量に対し不足しており、改善が必要です。
4.ビタミンK 300 μg
誤り。ビタミンKは骨形成を助け、300 μgは骨粗鬆症患者に推奨される範囲に入るため、改善優先度は低いです。
5.カルシウム700 mg
誤り。おおむね確保できており、最優先の改善項目ではありません。
覚えるポイント
- 骨粗鬆症ではカルシウム・ビタミンD・ビタミンKが重要。
- ビタミンDはカルシウム吸収を助け、骨粗鬆症では10から20マイクログラムが目安。
- ビタミンD・ビタミンKの摂取量はμg単位で評価します。
- 摂取量が最も不足している栄養素を改善対象とする。