37PM181第37回 管理栄養士国家試験 過去問

応用力試験第37回午後・問171〜200

次の文を読み「180」、「181」、「182」に答えよ。 K病院の管理栄養士である。 患者は、72 歳、女性。下部食道がん切除および胃管を用いた再建手術の目的で入院した。 身長150 cm、体重40 kg、BMI 17.8 kg/m²。標準体重50 kg。基礎代謝量920 kcal/日。 入院前、食べ物がつかえる感じはあったが、通常量程度の食事は摂取できていた。入院後も、経口摂取を継続している。 再建手術直後からの栄養投与目標量の組合せである。 最も適切なのはどれか。1 つ選べ。 エネルギー たんぱく質(kcal/日) (g/日)

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

72歳女性、下部食道がん切除・胃管再建術直後の患者について、エネルギー・たんぱく質の栄養投与目標量を選ぶ問題です。基礎代謝量920 kcalと実測体重40 kgを使って見積もります。

解説

手術直後は組織の修復のためにエネルギーとたんぱく質の必要量が高まります。

エネルギーは 基礎代謝量 × 活動係数 × ストレス係数 で見積もります。
代入すると 920 kcal × およそ1.3 = 約1200 kcal/日。標準体重で見ても 50 kg × 25 kcal/kg = 1250 kcal/日となり、1200 kcal/日が妥当です。

たんぱく質は、術後の組織修復を考えて実測体重1 kg当たり約1.2 g以上を目安にします。
40 kg × 約1.2 g/kg = 約48 g/日なので、選択肢では50 g/日が適切です。

答えはエネルギー1200・たんぱく質50となり、選択肢4が該当します。

選択肢の確認

1.600 ── 30
最も適切とはいえない。エネルギー600 kcal/日は基礎代謝量920 kcalすら下回り、術後の回復に不足です。たんぱく質30 g/日も少なすぎます。

2.600 ── 50
最も適切とはいえない。たんぱく質50 g/日は妥当ですが、エネルギー600 kcal/日は基礎代謝量を下回り不足です。

3.1,200 ── 30
最も適切とはいえない。エネルギー1,200 kcal/日は妥当ですが、たんぱく質30 g/日は実測体重40 kg当たり0.75 g/kgにすぎず、術後の組織修復には不足します。

4.1,200 ── 50
最も適切である。エネルギー1,200 kcal/日は基礎代謝量に術後の係数を考慮した値、たんぱく質50 g/日は実測体重40 kg当たり1.25 g/kgで、術後の必要量に見合います。

覚えるポイント

  • 術後はエネルギー・たんぱく質の必要量が高まる。
  • エネルギーは基礎代謝量×活動係数×ストレス係数で見積もる。
  • この症例のたんぱく質50 g/日は、実測体重40 kg当たり1.25 g/kg。

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