40AM2|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
社会・環境と健康第40回午前・問1〜16
温熱指標である湿球黒球温度に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
暑さ指数として使われる湿球黒球温度(WBGT)の特徴と、運動指針の基準値を問うています。
解説
湿球黒球温度(WBGT)は、気温だけでなく湿度と輻射熱(日射など)も加味した暑さの指標です。熱中症の予防に使われます。
算出式は、湿度の影響が大きくなるよう作られています。屋外(日射あり)では、乾球温度0.1・湿球温度0.7・黒球温度0.2の重みで計算し、湿球温度の影響が最も大きくなります。
日本スポーツ協会の指針では、WBGT31℃以上は「運動は原則中止」、28〜31℃は「厳重警戒」、25〜28℃は「警戒」などと段階が決まっています。
選択肢の確認
1.熱輻射のことである。
誤り。WBGTは気温・湿度・輻射熱を総合した指標で、輻射熱そのものではありません。
2.湿球黒球温度の算出式において、黒球温度の影響は湿球温度より大きい。
誤り。湿球温度の重み(0.7)が最も大きく、黒球温度(0.2)より影響が大きいです。
3.屋外の湿球黒球温度は、乾球温度に係数を乗じた値を屋内の値から減じて算出する。
誤り。屋外では乾球・湿球・黒球の各温度に係数を掛けて足し合わせて算出します。
4.31℃では、運動は原則中止である。
最も適当。WBGT31℃以上は運動原則中止の区分です。
5.21~25℃で運動する場合、適宜水分と塩分の補給が必要である。
誤り。WBGT21℃以上25℃未満は「注意(積極的に水分補給)」の区分で、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給します。「適宜水分補給」とされる「ほぼ安全」の区分はWBGT21℃未満です。似た表現ですが、区分を正確に対応させます。
覚えるポイント
- WBGTは気温・湿度・輻射熱を総合した暑さ指数
- 屋外の重みは乾球0.1・湿球0.7・黒球0.2で湿球の影響が最大
- WBGT31℃以上は運動原則中止
- WBGT21℃以上25℃未満は「注意・積極的に水分補給」、21℃未満は「ほぼ安全・適宜水分補給」