113PM084第113回 看護師国家試験 過去問

Sjögren〈シェーグレン〉症候群 Sjögren syndrome でリンパ球が浸潤して障害が起こるのはどれか。 2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る

正解: 2・4

正答

2・4

この問題のポイント

シェーグレン症候群は自己免疫性疾患で、主に外分泌腺に影響を及ぼす。病変の中心は涙腺と唾液腺であり、その浸潤が乾性角結膜炎や口腔乾燥を引き起こす。内分泌腺や免疫器官とは異なり、外分泌腺が標的となることの理解が鍵。

解説

Sjögren症候群は自己免疫性外分泌腺炎で、特に涙腺と唾液腺に慢性的なリンパ球(CD4陽性T細胞)が浸潤し、涙液や唾液の分泌が減少する。その結果、乾性角結膜炎(ドライアイ)や口腔乾燥、う蝕の発生が特徴的である。この病態は中年女性に多く、抗SS-A、抗SS-B抗体の存在や口唇生検でのリンパ球集簇が診断に用いられる。病変は外分泌腺に限定され、甲状腺、副甲状腺、胸腺とは関連性が薄い。

選択肢の確認

1.胸 腺:T細胞成熟の場であり、重症筋無力症などに関与するが、シェーグレン症では主な病変部位ではない。
2.涙 腺:リンパ球が浸潤し、涙液分泌低下を引き起こす。乾性角結膜炎の原因となる。
3.甲状腺:橋本病で好発するが、シェーグレン症の主要な標的でない。合併は可能だが、病変の中心ではない。
4.唾液腺:耳下腺や顎下腺にリンパ球が浸潤し、口腔乾燥やう蝕を引き起こす。
5.副甲状腺:カルシウム代謝に関与する内分泌腺で、本症の病変とは無関係。

覚えるポイント

「涙腺と唾液腺」が外分泌腺として病変を起こす。免疫器官や内分泌腺は関与しない。この点を確認すれば、正答を正確に選べる。

113PM083113PM085
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)