114AM018第114回 看護師国家試験 過去問

抗癌薬の副作用(有害事象)で骨髄抑制によるものはどれか。

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正解: 3

正答

3.血球減少

この問題のポイント

抗癌薬の副作用の中で「骨髄抑制」という病理的メカニズムを正しく理解し、その結果として現れる臨床的所見を区別できるかが問われています。骨髄抑制は、骨髄内の造血細胞の分裂が阻害されることで、白血球、赤血球、血小板の生産が低下する状態を指します。このため、最も直接的に関連するのは「血球減少」です。

解説

骨髄抑制は、抗癌薬が骨髄の造血幹細胞を標的として細胞分裂を抑制することで起こります。その結果、好中球(特に発熱性好中球減少症のリスク)、赤血球、血小板の減少が見られます。発熱(37.5℃以上)と好中球数500/μL未満を併発した場合、緊急性が高く、感染症の早期発見・対応が重要です。看護師は、手指衛生、面会制限、口腔ケア、出血予防、貧血症状の観察などを通じて患者安全を守ります。

選択肢の確認

1.嘔 吐:延髄の化学受容器引金帯(CTZ)を刺激した結果で、骨髄と無関係。
2.脱 毛:毛母細胞の分裂抑制によるもので、造血機能とは異なる正常細胞の影響。
3.血球減少:骨髄内の造血活動が阻害される直接的な結果。正解。
4.神経障害:末梢神経への影響で、骨髄機能とは無関係。

覚えるポイント

「骨髄=血球」、つまり骨髄抑制=血球減少。出現時期(1〜2週間)や臨床症状(発熱、出血、息切れ)をもとに、患者の状態を的確に評価・対応することが看護の核心です。

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