114AM054|第114回 看護師国家試験 過去問
成人の骨髄検査の穿刺部位を図に示す。 正しいのはどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
成人の骨髄穿刺では、安全性と骨髄の質を考慮した第一選択部位が重要です。特に、後腸骨稜(上後腸骨棘付近)が赤色骨髄が豊富で、周囲に重要臓器が存在しないことから、最も適した部位です。この部位と混同されやすい「腰椎穿刺」「胸骨穿刺」の部位を正確に区別することが、試験で求められる知識です。
解説
成人の骨髄穿刺において、最も適した部位は後腸骨稜(③)です。この部位は腹臥位または側臥位で行いやすく、骨髄の赤色骨髄が豊富で穿刺時の出血リスクが低いです。図の③は後上腸骨棘付近を指しており、実際に臨床で最も頻用される部位です。一方、①(胸骨付近)は心臓や大動脈に近いためリスクが高い。②(腰椎正中)は腰椎穿刺の部位であり、骨髄穿刺には適さない。④(仙骨正中付近)は皮質骨が厚く穿刺が困難で、神経損傷のリスクも高い。
選択肢の確認
1.①:胸骨付近であり、心臓や大動脈に近いため安全性が低い。骨髄穿刺としては不適切。
2.②:腰椎椎間部で、腰椎穿刺の部位。骨髄穿刺の対象ではない。
3.③:後上腸骨棘付近で、赤色骨髄が豊富で安全性が高い。正解。
4.④:仙骨正中付近で、皮質骨が厚く穿刺困難であり、神経損傷リスクがある。
覚えるポイント
「後腸骨稜」が第一選択。胸骨や腰椎は混同されやすいが、その中で「後腸骨稜」が骨髄穿刺の標準的部位であることを確認。患者の体位やリスクの観点から、安全性と診断精度を両立させることが重要です。