115PM062第115回 看護師国家試験 過去問

A ちゃん(4 歳、女児)は1 か月前から発熱が続いており、大学病院に紹介され 入院した。静脈麻酔で鎮静して骨髄穿刺を行うこととなった。 検査に際して適切なのはどれか。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

小児の骨髄穿刺では、安全性と操作性を考慮した適切な体位と処置が求められる。特に4歳児では体格が小さく、体位の安定が難しいため、穿刺部位に応じた体位選択が重要である。上後腸骨棘(PSIS)は小児で最もよく用いられる部位であり、その際の体位は腹臥位または側臥位が適切である。

解説

骨髄穿刺では、骨髄液は骨髄腔(海綿骨内)から採取される。骨膜は造血組織を含まず、痛みが強い部位であるため、採取は骨髄腔から行う。穿刺直後は針を抜いた部位を滅菌ガーゼで圧迫し、出血が止まった後に保護用ドレッシングで固定する。検査後は1〜2時間の安静と圧迫止血が基本であり、12時間の仰臥位保持は必要ない。体位に関しては、上後腸骨棘を穿刺する際には、穿刺部位を上向きに保つ必要があるため、腹臥位または側臥位が適している。4歳児では静脈麻酔で鎮静を行い、体位の安定を図ることが重要である。

選択肢の確認

1.穿刺部位が上後腸骨棘のとき、体位は腹臥位である。:正しい。上後腸骨棘穿刺では腹臥位または側臥位が体位として適している。
2.骨髄液は骨膜から採取される。:間違っている。骨髄液は骨髄腔から採取され、骨膜には造血組織がない。
3.穿刺直後の穿刺部位はヨード系消毒薬で消毒する。:間違っている。穿刺直後は消毒ではなく、圧迫止血が基本である。
4.検査終了後12 時間は水平仰臥位を保つ。:間違っている。骨髄穿刺後は1〜2時間の安静で十分で、長時間の仰臥位は不要である。

覚えるポイント

「上後腸骨棘=腹臥位または側臥位」「骨髄液=骨髄腔から」「穿刺後=圧迫止血が基本」の3点をしっかり覚える。小児の場合は鎮静と体位の安定が安全に検査を実施する鍵となる。

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