114AM080第114回 看護師国家試験 過去問

Ⅱ型アレルギーで起こる疾患はどれか。

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正解: 5

正答

5.特発性血小板減少性紫斑病(ITP)

この問題のポイント

アレルギー反応の分類を理解し、各型の代表疾患との対応を正確に区別することが鍵です。特にⅡ型アレルギー(細胞傷害型)は、自己抗体が細胞表面に結合し、補体活性化や抗体依存性細胞傷害(ADCC)によって細胞が破壊されるメカニズムを持ち、その代表例としてITPが挙げられます。

解説

Ⅱ型アレルギーは、IgGやIgM抗体が自己抗原(例:血小板膜糖蛋白)に結合し、標的細胞がマクロファージによって貪食・破壊される反応です。ITPでは、血小板膜に自己抗体(IgG)が結合し、脾臓で破壊されるため、血小板減少と出血症状が現れます。このメカニズムは、補体系やADCC経路を介して進行し、典型的な細胞傷害型反応です。

選択肢の確認

1.糸球体腎炎 glomerulonephritis:抗原抗体複合体が糸球体に沈着し、補体活性化を引き起こすため、Ⅲ型アレルギーの代表。
2.関節リウマチ rheumatoid arthritis:免疫複合体(Ⅲ型)とT細胞反応(Ⅳ型)が関与するため、Ⅲ型とⅣ型の混合反応。
3.アトピー性皮膚炎 atopic dermatitis:IgEによる即時型反応(Ⅰ型)と、遅延型(Ⅳ型)が複合的に関与する。
4.アレルギー性結膜炎 allergic conjunctivitis:IgEが感作し、マスト細胞が脱顆粒する即時型(Ⅰ型)の疾患。
5.特発性血小板減少性紫斑病〈ITP〉 idiopathic thrombocytopenic purpura:血小板膜に対する自己抗体が結合し、脾臓で破壊される典型的なⅡ型アレルギー疾患。

覚えるポイント

「Ⅱ型=細胞傷害型=ITP、AIHA、不適合輸血」を暗記。自己抗体が細胞を破壊する仕組みを理解し、他の型(Ⅰ型:IgE、Ⅲ型:複合体、Ⅳ型:T細胞)との違いを意識することで、正確な判断が可能になります。

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