42PM17|第42回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
同相除去比 100 dB の差動増幅器で,差動利得は 60 dB であった。同相利得はいくらか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
差動増幅器の**同相除去比(CMRR)**と,差動利得・同相利得の関係をdBで計算する問題です。dB表示では割算が引算になります。
解説
差動利得をAd,同相利得をAcとすると,同相除去比は CMRR = Ad/Ac です。dBで表したときは,
CMRR[dB] = Ad[dB] − Ac[dB]
となります。数値を代入すると,
100 dB = 60 dB − Ac[dB]
Ac[dB] = 60 − 100 = −40 dB
です。負のdBは同相信号が1倍より小さく減衰することを示し,差動増幅器の性能として好ましい特性です。
選択肢の確認
1.60 dB
誤り。
差動利得そのものであり,CMRRを考慮した同相利得ではありません。
2.40 dB
誤り。
値の大きさは40ですが,60 − 100なので符号は負です。
3.20 dB
誤り。
差動利得60 dBとCMRR 100 dBの正しい引算結果ではありません。
4.-20 dB
誤り。
同相利得は60 − 100 = −40 dBであり,−20 dBではありません。
5.-40 dB
正しい。
dB表示の関係式 CMRR = Ad − Ac を変形すると,Ac = 60 − 100 = −40 dBです。
覚えるポイント
- dB表示では CMRR = 差動利得 − 同相利得である。
- CMRRが大きいほど,共通に入るノイズをよく除去できる。
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