42PM54|第42回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
図の ME 機器の漏れ電流を測定する測定用器具(MD)について誤っているのはどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
測定用器具MDは、人体の周波数特性を模擬し、商用周波数では1 kΩ換算で漏れ電流を読みます。
解説
図では入力電流Iinが左上端子から入り、入力端子間にR₂、上側経路にR₁、出力端子間にC₁が接続され、右側の高入力抵抗電圧計でVoutを測ります。代表値はR₁=10 kΩ、R₂=1 kΩ、C₁=0.015 μFです。
50/60 HzではC₁の影響が小さく、伝達インピーダンスVout/Iinは約1 kΩです。1 μA入力に約1 mV出力なので相対値は1、利得は20 log₁₀1=0 dBです。-20 dBではありません。
図で見るポイント
R₂は左の上下入力端子間、R₁は上側の入力から出力へ直列、C₁は出力上下間です。Vout矢印と電圧計は右側の同じ上下二点へ並列接続されています。
選択肢の確認
1.回路の抵抗器には無誘導抵抗器を用いる。
正しい。
寄生インダクタンスによる周波数特性のずれを避けます。
2.電圧計は入力抵抗 1 MΩ以上のものを用いる。
正しい。
電圧計による回路の負荷を十分小さくします。
3.接地漏れ電流の測定では入力端子の片方を保護接地する。
正しい。
MDの基準側入力を保護接地へ接続して接地漏れ電流を測定します。
4.商用交流電流 Iin が入力されたとき Vout の相対利得は-20 dB である。
誤り。したがって正答です。
商用周波数での相対利得は約0 dBで、高周波側で減衰します。
5.電圧計の指示値が 5 mV のとき漏れ電流は 5 μA と読み取る。
正しい。
I=V/R=5 mV/1 kΩ=5 μAと換算します。
覚えるポイント
- 商用周波数では1 mVを1 μAとして読みます。
- 低周波側の相対利得は0 dBです。
- R₁・R₂・C₁で高周波電流への感度を低下させます。
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