45AM52第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問

Ⅱ 実際的知識保守・点検感染管理・滅菌/滅菌・消毒・再処理

消化管用電子内視鏡(軟性鏡)の使用後の保守管理で適切なのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

この問題では、消化管用電子内視鏡の使用後管理が問われています。

軟性内視鏡は、体内の粘膜に接触する医療機器です。使用後は、感染対策のために十分な洗浄と高水準消毒が必要です。

解説

内視鏡の再処理では、まず汚れを落とす洗浄が非常に重要です。血液、粘液、組織片などが残っていると、消毒薬が十分に作用しにくくなります。

特に、鉗子チャネルなどの内部管路は外から見えにくく、汚れが残りやすい部分です。そのため、専用ブラシでブラッシングしてから消毒工程へ進みます。

内視鏡の基本的な流れは次の通りです。

  • 使用直後の予備洗浄
  • 漏水確認
  • 外表面とチャネル内の洗浄
  • 鉗子チャネルなどのブラッシング
  • 高水準消毒
  • 消毒薬のすすぎ
  • 乾燥
  • 適切な保管

感染対策のポイント
消毒薬に浸す前の洗浄が不十分だと、消毒効果が低下します。内視鏡管理では「洗浄してから消毒」が基本です。

選択肢の確認

1.消毒後には消毒液を洗い流さない。
誤り。
消毒後は、残留した消毒液を適切に洗い流す必要があります。消毒液が残ると、患者の粘膜刺激や化学的損傷の原因になります。

2.鉗子チャネルをブラッシングする。
正しい。
鉗子チャネルは処置具が通る内部管路で、血液や粘液などの汚れが残りやすい部分です。使用後は専用ブラシでブラッシングし、機械的に汚れを除去することが重要です。

3.人体への挿入部の消毒は低水準消毒薬を使用する。
誤り。
消化管内視鏡は粘膜に接触するため、低水準消毒では不十分です。一般に高水準消毒が必要です。感染対策上、消毒水準を取り違えないことが重要です。

4.保管時は内視鏡先端のアングルをロックする。
誤り。
保管時にアングルをロックすると、湾曲部や操作ワイヤに負担がかかる可能性があります。通常はアングルロックを解除し、無理な曲げや圧迫を避けて保管します。

5.滅菌精製水に浸漬した状態で保管する。
誤り。
内視鏡は使用後にすすぎと乾燥を行い、清潔で通気性のよい状態で保管します。水に浸漬したまま保管すると、微生物汚染や機器劣化の原因になります。

覚えるポイント

  • 内視鏡の再処理では、洗浄してから高水準消毒を行う。
  • 鉗子チャネルは専用ブラシでブラッシングする。
  • 消毒後は消毒液をすすぎ、乾燥させる。
  • 保管時はアングルロックを解除し、無理な曲げを避ける。
  • 水に浸したまま保管しない。
45AM5145AM53
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)