45PM42|第45回 第2種ME技術実力検定試験 過去問
経皮的血液ガス分圧測定で不適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、経皮的血液ガス分圧測定の取り扱いで不適切なものを選びます。
経皮的血液ガス分圧測定では、皮膚上にセンサを貼り付け、皮膚を通して拡散してくる酸素や二酸化炭素を測定します。
重要なポイントは次の3つです。
- 測定前にキャリブレーションを行う。
- センサと皮膚の間にコンタクト液を用いる。
- 装着直後では値が安定しないため、すぐに測定値を読まない。
解説
経皮的血液ガス分圧測定は、皮膚を介して酸素分圧や二酸化炭素分圧を連続的に推定する方法です。
新生児や小児、連続モニタリングが必要な場面で用いられることがあります。
センサは皮膚を加温して、局所の血流を増やし、皮膚表面で血液ガス分圧を反映しやすくします。
ただし、センサを装着してすぐは、皮膚の温度や局所血流、センサとの接触状態が安定していません。
そのため、装着直後にすぐ測定値を読むのは不適切です。
一定時間待って、測定値が安定してから評価します。
また、センサは加温されるため、同じ部位に長時間装着すると低温熱傷のリスクがあります。
一定時間ごとに測定部位を変更することが大切です。
ひっかけポイント
経皮測定は「貼ればすぐ正確に読める」検査ではありません。
加温、皮膚血流の安定、センサの平衡化に時間が必要です。
選択肢の確認
1.測定の直前に装置のキャリブレーションを行う。
適切です。
経皮的血液ガス分圧測定では、測定の信頼性を保つためにキャリブレーションが重要です。センサのゼロ点や感度を確認してから測定します。
2.測定部位はアルコールで清拭する。
適切です。
測定部位の皮脂や汚れを取り除き、センサの密着をよくするために清拭します。皮膚状態を確認し、乾燥させてからセンサを装着します。
3.センサ装着部にコンタクト液を塗布する。
適切です。
センサと皮膚の間にコンタクト液を塗布することで、ガスの拡散や接触状態を安定させます。センサを正しく密着させるために必要な操作です。
4.センサの装着直後すみやかに測定値を読み取る。
正答。不適切です。
センサ装着直後は、皮膚の加温、局所血流、センサとの接触状態がまだ安定していません。測定値が安定するまで待ってから読み取る必要があります。
5.熱傷を避けるためにセンサの位置は一定時間ごとに変更する。
適切です。
経皮的血液ガス分圧測定のセンサは皮膚を加温します。同じ部位に長時間装着すると熱傷のリスクがあるため、一定時間ごとに装着部位を変更します。
覚えるポイント
- 経皮的血液ガス分圧測定では、皮膚上のセンサで血液ガス分圧を推定する。
- 測定前にはキャリブレーションを行う。
- センサ装着部にはコンタクト液を用いる。
- 装着直後の値は安定していないため、すぐに読まない。
- 加温センサでは、熱傷予防のため装着部位を一定時間ごとに変更する。