19AM027|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
知識の活性化拡散モデルの説明として最も適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
(2)
この問題のポイント
活性化拡散モデルでは意味記憶をノードとリンクからなるネットワークとして表し、ノードには概念やその属性に関する情報が表現される。
解説
ある概念ノードが刺激されると活性化がリンクを介して関連概念へ広がり、距離が近く結び付きの強い概念ほど先に利用しやすくなる。例えば「医師」が活性化されると「病院」「看護師」などへの反応が速くなる意味プライミングを説明できる。ネットワークは必ずしも一律の階層構造ではなく、リンクの距離や強さも一定ではない。活性化する主体は概念を表すノードで、リンクは関係や伝播経路を表す。また拡散するのはネットワークそのものではなく、その上を伝わる活性化である。
選択肢の確認
1.「知識ネットワークは階層構造をなす。」:階層的意味ネットワークは別の代表モデルであり、活性化拡散モデルを必ず階層だけで定義しない。
2.「知識ネットワークのノードには概念と属性が表される。」:ノードには概念や属性が表され、それらを関係リンクが結ぶという説明が最も適切である。
3.「ノード間の距離は一定である。」:意味的に近い概念ほどリンク距離が短いなど、ノード間距離がすべて一定とは想定しない。
4.「ネットワーク上では活性化するのはリンクである。」:活性水準をもつのは主としてノードであり、リンクは活性化が伝わる関係経路となる。
5.「活性化によって知識ネットワークが拡散する。」:ネットワークの構造自体が拡散するのではなく、入力で生じた活性化が関連ノードへ拡散する。
覚えるポイント
意味記憶は「概念ノード―関係リンク」、プライミングは「活性化が近いノードへ拡散」と図にして理解する。