19AM056|第19回 言語聴覚士国家試験 過去問
原発性進行性失語について誤っている組み合わせはどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
意味型原発性進行性失語では単語理解と概念知識が低下する一方、復唱は比較的保たれる。意味型と復唱障害の組合せが誤りである。
解説
非流暢/失文法型では発話努力、失文法、発語失行を示し、複雑な構文理解も障害され得る。意味型では語の意味知識が徐々に失われ、呼称・単語理解、表層失読に相当する読みの誤りなどが目立つが、音韻系列を保持して繰り返す能力は初期には比較的保たれる。ロゴペニック型では語検索の途切れと文・句の復唱障害が中心で、音韻性錯語・錯読を生じる。復唱障害をどの病型へ結び付けるかが判別点となる。
選択肢の確認
1.「非流暢╱失文法型 ― 発語失行」:非流暢/失文法型では発語失行を伴うことが多く、努力性発話の原因となる。
2.「非流暢╱失文法型 ― 構文理解障害」:同型では文法処理が障害され、複雑な構文の理解が低下することがある。
3.「意味型 ― 類音性錯読」:意味型では語彙意味の喪失を背景に、語の読みを音韻へ寄せる誤りがみられ得る。
4.「意味型 ― 復唱障害」:意味型の復唱は初期に比較的保たれ、顕著な復唱障害との組合せは誤りである。
5.「ロゴペニック型 ― 音韻性錯読」:ロゴペニック型は音韻ループの障害が関係し、音韻性錯読や文の復唱障害を示す。
覚えるポイント
PPAは非流暢=失文法・発語失行、意味型=単語意味、ロゴペニック=語検索・復唱と軸を立てる。