20PM032|第20回 言語聴覚士国家試験 過去問
子供に対する援助法について、Bruner,J,S,が提唱した重要な概念はどれか。
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正解: 1
正答
(1)
この問題のポイント
Brunerの教育・発達理論を代表する概念は足場かけです。援助者が一時的な支えを与え、できるようになるにつれて支えを減らします。
解説
足場かけ、scaffoldingは、学習者が単独では難しい課題を遂行できるよう、成人や熟達者が課題を分け、注意を向け、手掛かりやモデルを示し、必要な援助を調整する考え方です。能力が高まれば援助を段階的に外し、自立した遂行へつなげます。Brunerらが母子相互作用や教育の文脈で示した概念で、Vygotskyの発達の最近接領域とも親和性があります。レディネスは学習準備性、発生的認識論はPiaget、社会的学習理論はBandura、漸成発達はEriksonの発達観と結び付きます。
選択肢の確認
1.「足場かけ」はBrunerらが提唱した、学習者の自立へ向けた一時的援助なので正答です。
2.「レディネス」は学習に必要な身体的・心理的準備性を表す一般概念で、本問の人物との対応ではありません。
3.「発生的認識」は知識の形成過程を扱うPiagetの発生的認識論と結び付きます。
4.「社会的学習」は観察学習やモデリングを重視したBanduraの理論が代表です。
5.「漸成発達」は心理社会的危機を段階ごとに捉えるEriksonの漸成的発達理論に対応します。
覚えるポイント
Brunerは足場かけ、Piagetは発生的認識論、Banduraは社会的学習、Eriksonは漸成発達です。足場は上達に合わせて外します。