20PM031第20回 言語聴覚士国家試験 過去問

臨床心理学

遊戯療法について誤っているのはどれか。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

遊戯療法では、子どもが遊びを通して感情や葛藤を安全に表現できる関係を作ります。認知の誤りを直接修正することは、古典的な非指示的遊戯療法の中心ではありません。

解説

子どもは言語だけで内面を十分に説明しにくいため、遊具や描画、役割遊びなどが自己表現の媒体になります。治療者は子どもをあるがままに受容し、感情を反映し、治療や問題解決を急がず、子どもが自ら方向を見いだす過程を支えます。ただし何でも無制限に許すのではなく、自他の安全、物品の保護、治療時間など現実に必要な範囲では一貫した制限を設けます。「誤った認知を現実的な見方へ修正する」は認知療法・認知行動療法を表す説明であり、遊戯療法そのものの基本原則としては不適切です。

選択肢の確認

1.「治療や問題解決を急がない」は子どもの主体的な表現と成長を尊重する原則に合います。
2.「誤った認知の仕方を現実的な見方に修正」は認知療法の手続きであり、遊戯療法の基本説明ではないため正答です。
3.「感情を自由に表現できるよう許容的に接する」は安全な治療関係を作る重要な態度です。
4.「現実を無視するような行動に必要な制限を設ける」は安全と現実検討を守るため適切です。
5.「あるがままに受容する」は非指示的遊戯療法の基本原則です。

覚えるポイント

遊戯療法は「受容・自由な感情表現・急がない・必要な制限」です。受容は放任ではなく、安全を守る枠組みと両立します。

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