第21回・2019年
21AM031|第21回 言語聴覚士国家試験 過去問
精神分析について誤っている組合せはどれか
解答・解説を見る
正解5
正答
(5)
この問題のポイント
防衛機制は不安や葛藤から自我を守るため、通常は本人が意識せずに働く無意識的な心理作用である。『意識的作用』との組合せが誤る。
解説
Freudの構造論では、エスは本能的欲動を担い即時満足を求める快楽原則、自我は外界条件を考えて欲求を調整する現実原則、超自我は内在化された道徳・良心・理想を表す。リビドーは精神分析で性的欲動を中心とする心的エネルギーである。自我はエス、超自我、現実の葛藤で生じる不安を処理するため、抑圧、否認、投影、合理化、置き換えなどの防衛機制を無意識に働かせる。意図的な対処行動と同じものではない点が問われている。
選択肢の確認
1.「エ ス ― 快楽原則」:エスは欲動の即時充足を求め、現実条件を考慮しない快楽原則に従うため正しい組合せである。
2.「自 我 ― 現実原則」:自我は外界と内的欲求を調整し、満足を現実的な時期・方法へ延期する現実原則に従う。
3.「超自我 ― 道徳的規範」:超自我は養育・社会規範を内在化した良心や自我理想として、道徳的判断を担う。
4.「リビドー ― 性的欲動」:リビドーは精神分析理論で性的欲動に由来する心的エネルギーを表す。
5.「防衛機制 ― 意識的作用」:防衛機制は葛藤を直接意識しないようにする無意識的作用であり、意識的作用との対応が誤りである。
覚えるポイント
エス=快楽、自我=現実、超自我=道徳。防衛機制は自我が無意識に不安を軽減する働きと押さえる。
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